Jetmanブログ

株式会社JETMANの中の人が、ゲームエンジンやUI/UX、クリエイターのキャリアデザインについて語ります。

UIデザイン道・その1

 UIデザインUXデザインというと、見た目のかっこよさや分かりやすさだと思っている人たちが意外と多い。

  UIデザインUXデザインは、その製品やサービスをユーザにどう使って欲しいか、ストーリーを考えることである。UXデザインは製品やサービスを体験するストーリー。UIデザインはそのストーリーをビジュアルで伝える手段である。

  機能仕様書が存在する場合、一つの画面に配置すべき機能が指示されることが多いが、それを鵜呑みにしないことだ。

  ユーザが最初の画面を見た時に、何ができる機器(サービス)なのか見当がつくこと。一つのメニューを見たときに、次の動作が連想できること。これが大事。

  メニューの文言や、アイコンの意匠などは最高に重要な存在。ユーザの行動や心理を想像し、上記のストーリー(つまりUX)がきちんとデザイン出来ていれば、ユーザを次のアクションへスムーズに導くことが出来る。

  言い換えれば、作り手の意図した通りユーザを誘導することが可能になる。

 最初の画面にありったけの機能を全て表示させた方が、出来ることをユーザに理解してもらえるであるとか、目的の機能にたどり着くのにクリック数(ステップ数)が少なくなるから良い、といった考え方もある。

  しかし、トップ画面で自分が目的とする機能を時間をかけて探さなくてはいけないUIはイケてないと思うし、それはユーザにとってストレスになる。

  多少階層が深く(ステップ数が多く)なったとしても、一つの画面の中で目的の機能が瞬時に探せ、それを選んだ後の動作が想像がつき、想像通りの展開が次の階層に用意されていれば、ユーザにとっては気持ちの良いUIだと思う。

  UIデザインには操作前、操作中、操作後がある、ということだ。

  デザイナーにとっては、いかに機器やサービスをユーザが使うのか、使ってもらいたいか、ユーザ目線でのストーリー作りが重要である。


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