UnrealEngine4でゲーム制作・ランドスケープ編
UnrealEngine4をつかった、どちらかというとデザイナー向けのTips集を始めます。
アンリアルエディタの起動
起動画面で「オフラインで起動」を選ぶと以下のアンリアルランチャーが起動します。
左上にある黄色い起動ボタンを押して下さい。アンリアルプロジェクトブラウザが起動します。
新規のプロジェクトタブで、画面下部のDesktop、Maximum Quality、With Starter Contentでプロジェクトを作成します。アンリアルエディタが起動します。
地面オブジェクトの作成
まず地面の元となるオブジェクトを作成します。シーン内にある不要なオブジェクトは削除して下さい。
左上のModeでLandscapeタブを選択し、Section Sizeを7x7 Quadsに変更して、同エリア右下のCreateボタンを押します。
異なる3種類のテクスチャを表示するマテリアル
次に、左下のContents BrowserでGameフォルダ内のMaterialsフォルダを選択します。
右側のコンテンツ表示エリアで右クリック、Materials&Textures > Materialを選択し、新規マテリアルを作成します。作成したマテリアルの名前を「TerrainMat」とし、マテリアルをクリックしてマテリアルエディタを開きます。
異なる3種類のテクスチャを表示するマテリアルを作成します。
MATERIALエリアで右クリック、検索窓にLandScapeと入力し、LandScapeLayerBlendを選択します。表示されたLayer Blendノードを選択し、左側のDetailsでLayersの項目の「+」ボタンを押して3 elementsを用意します。
それぞれのelementsに対してプロパティを設定します。
0 Layer--------------------
Layer Name : Rock
Blend Type : HeightBlend
Preview Weight : 0.0
1 Layer--------------------
Layer Name : Dirt
Blend Type : HeightBlend
Preview Weight : 0.5
2 Layer--------------------
Layer Name : Grass
Blend Type : HeightBlend
Preview Weight : 1.0
次に空いてるスペースで右クリック、検索窓にLandScapeと入力し、LandScapeLayerCoardsを選択します。
続いてアンリアルエディタのContent BrowserでTexturesフォルダを選択します。T_Rock_Slate_D、T_Ground_Gravel_D、T_Ground_Grass_Dをそれぞれマテリアルエディタにドラッグ&ドロップします。
下図のようにそれぞれのノードを結線します。
これでも問題ないのですが、各テクスチャの法線マップも利用します。
CoardsとBlendノードを選択し、Ctrl+wで複製します。先程と同じように、アンリアルエディタのContent BrowserからT_Rock_Slate_N、T_Ground_Gravel_N、T_Ground_Grass_Nをそれぞれマテリアルエディタにドラッグ&ドロップします。
カラーと同じようにノーマルマップを結線します。LayerBlendからTerrainMatへはNormalに結線します。また右クリックでConstantノードを2つ出し、一つはMetalic、もう一つはRoughnessへ結線します。Roughnessの値を0.7とします。
最後にLayerCoardsを選択し、Mapping Scale、Mapping Pan U、Mapping Pan Vをともに3.0とします。制作するものによって調整して下さい。
左上の保存ボタンを押します。
アンリアルエディタに戻ります。
右上のScene OutlinerでLandScapeのオブジェクトを選択。その下のDetail内のLandscapeのLandscape Materialに、左下のContent Browserから先程作成したTerrainMatをドラッグ&ドロップします。マテリアルがコンパイルされます。
Sculptツールによる地面の形状作成
左上のLandScapeタブ内、SculptツールのBrush Sizeを350.0、Fall offを0.5、Tool Strengthを0.4とし、小さい丘を作ります。
同じくLandScapeタブ内のPaintツールで、Target LayersにあるRock、Dirt、Grassのそれぞれ右側の「+」ボタンを押し、Weight-Blended Layer(normal)を選択、続いて開くダイアログでMaterialsを選択します。
Target Layersで選択している質感でオブジェクトを塗ることが出来ます。
いろいろ応用が効きそうなので、皆さん試してみて下さい。
私はこのような形状にしました。次回はここに水面を作っていきます。
Thanks Thomas.